一般皮膚科
とびひ
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつる病気です。
掻きむしった手を介して、水ぶくれ(水疱)があっという間に全身に広がる様子が、火事の火の粉が飛び火することに似ているため、「とびひ」と呼ばれています。
とびひは、虫さされや、あせも、湿疹などを掻いたり、小さな傷に細菌が入り込み、感染することで発症します。
治療は、抗生物質の飲み薬と、塗り薬で行います。薬を使い始めると、通常3日くらいで患部が乾いてきます。治療を開始しても変化がなかったり、悪化したりする場合は、薬の効かない細菌が原因のことがあります。薬の変更が必要になりますので、早めに再来してください。
皮膚を清潔に保つことはとびひのケアの基本です。患部はこすらないように泡立てた石鹸でやさしく洗い流すようにします。
幼稚園や学校を休む必要はありませんが、きちんと治療をして、患部をガーゼや包帯などで覆って、他のお子さんにうつさない工夫をして登園、登校しましょう。