一般皮膚科
伝染性軟属腫(水いぼ)
水イボは伝染性軟属腫といい、伝染性軟属腫ウイルスというウイルスが皮膚に感染して小さいぶつぶつができる病気です。
直径1~3㎜程度の表面はつるつると光沢のあるぶつぶつで、中央におへその様なくぼみがあるのが特徴です。
子供に多く、とくにアトピー性皮膚炎や乾燥肌の方はかかり易く、ひどくなり易いことが分かっています。
周囲にかゆい湿疹ができることがあり、かきこわして更に水イボが増えてしまうこともあります。
水イボの治療法としては、ピンセットでつまんで取る方法は有効な治療法ですが、その治療は、患者さんにとって、痛みや精神的苦痛を強いる治療法となります。
一方で、水イボは、自然治癒を見込める病気であることから、かゆみを抑える塗り薬や、漢方薬のヨクイニン内服などで治療し、自然に治るのを待つことも多くあります。
当院でも痛みや精神的な苦痛を強いることなく、塗り薬や内服で治療しながら経過を見ることにしております。